田島ルーフィング株式会社

ライフサイクルCO2削減に向けて、アスファルト防水にできること。

環境対応(LCCO2削減)

二酸化炭素(CO2)削減は
いまや世界の最重要課題です。

二酸化炭素(CO2)削減はいまや世界の最重要課題です。

2019年9月、一人の少女の怒りの声が国連気候行動サミット会場に響き渡りました。「CO2排出による温暖化がもたらす気候変動が、各地で人々を苦しめ生態系を破壊している。30年前から分かっていたのに、あなたたちは見て見ぬふりを続けてきた、これからもただ傍観するだけなのか。」この怒りの声の前に大人たちはただ立ちすくむしかありませんでした。
未来に向けて、具体的に何ができるのか。東西アス協組では1990年代から防水工事におけるCO2削減に積極的に取り組んでまいりました。
建物そのものを長寿命化することで削減できるCO2、防水材の製造時や施工時に削減できるCO2など、できることをできるところからの姿勢で着実に歩を進めています。

防水材料・工法選択によるCO2排出量削減

防水においては、材料製造・運搬・施工の一連でCO2が発生し、材料・工法によってその排出量が異なります。

CO2の排出量について

CO2は日々の活動で生み出されています。環境省の資料によると、排出量のおよそ8割が企業・公共部門から、2割が家庭からとなっており、企業・公共事業における排出量が全体に大きく影響していることが分かります。
防水においては、下図の項目それぞれでCO2 が発生しており、各段階でいかにCO2を減らすかが大切になってきます。

各段階でCO<sub>2</sub>が発生
建物の生涯(施工~運用~解体)に渡り排出するCO2量の合計はライフサイクルCO2(LCCO2)と呼称され、環境負荷評価などに用いられています。
環境省 温室効果ガス排出・吸収量の算定と報告「2018年度(平成30年度)温室効果ガス排出量」より
環境省 温室効果ガス排出・吸収量の算定と報告「2018年度(平成30年度)温室効果ガス排出量」より

防水材製造・施工時のCO2排出量比較

グラフは、材料(製造)と施工によるCO2排出量を、工法・仕様別に比較したものです。ウレタン塗膜防水に比べ、アスファルト防水は排出量が少ない傾向にあります。電気溶融釜(ACS)を使用すると、施工時の排出量も大幅に低減されます。

保護コンクリート仕上げ
露出仕上げ

データの計算に当たって

防水材料製造時のCO2発生量

計算は、一般財団法人サステナブル経営推進機構のLCAソフトウェア「MiLCA ver.2.2」を使用して行った。またデータベースは産業技術総合研究所、産業環境管理協会の「IDEA ver.2.3」を採用し、それぞれ原料、燃料の使用量は当社製造実績の値を採用し、主防水材料について算出した。

防水層施工時のCO2発生量

弊社実験値およびヒアリング値を用いて、施工時に使用する燃料あるいは電力の使用量を算出。その使用量に該当するCO2排出係数を乗じて、CO2発生量を算出した。

輸送時のCO2発生量

材料自体の差異よりも、輸送する容量と距離、運搬車種に左右されるが、その算出は困難であり、かつ輸送時のCO2発生量が全体に占める割合が非常に小さいため、本計算からは除外した。

長寿命化によるCO2排出量削減

建物を長く使い続けることが、CO2 削減につながります。建物長寿命化に最適な防水がアスファルト防水です。

建設時に膨大な資材とエネルギーを使用する建築物。ならば、できるだけ長く使い続けることが、結果的にLCCO2削減と環境保全、CO2削減につながります。そして長寿命が求められる防水層に対しては、アスファルト防水が最適なのです。
理由の一つが積層工法であること。求められる耐用年数に応じてルーフィングの積層数を増減調整することで対応できる唯一の工法です。もうひとつの理由は、アスファルト防水層の耐用年数設定(東西アス独自)を、長年に及ぶ経年防水層分析結果によって可能にしたことです。

膨大な試料数から生まれた信頼性の高いデータから、どのグレードのルーフィングを何層、どのように組合せると、およそ何年の耐用年数が得られる、ということが分かるようになったのです。
この手法を以て想定耐用年数の長い高耐久仕様が生まれました。高耐久仕様を採用する大きなメリットは、改修周期を伸ばし工事回数を減らせることで、これは建物の維持管理コスト削減に直結します。

30年前後の経年防水層
耐用年数の設定について

仕様表に表示されている「基本耐用年数」は、一般的条件下での施工によって形成された防水層自体の寿命目安です。「基本耐用年数」は、実際の現場から1,300件を超える経年防水層を採取して分析試験を行い、その累積結果を統計処理したデータを元に設定されています。

工事の様子

断熱・遮熱によるCO2排出量削減

建物の外皮面に断熱・遮熱効果に優れた材料を使用することで、冷暖房に費やすエネルギー量が減少し、CO2削減につながります。

断熱

断熱材を構造体(コンクリート)の外側に配置すると、そこで熱の行き来が制限されるため、外気温の影響を受けにくくなり、同時に室内冷暖房の熱が流出するのを防ぐ効果があります。

断熱の有無による比較

構造体の外側に断熱材が配置される方法を「外断熱」と呼び、熱容量の大きいコンクリートが外気から遮断され、安定した温度状況下におかれるため、室内側の寒暖差が小さくなり、快適な温熱環境となります。
外断熱工法は、屋上においては工程の都合上、防水施工とセットで行われます。
断熱材は、保護(押えコンクリート)防水用、露出防水用と分かれており、それぞれに特長があります。

保護防水用断熱材
保護防水用断熱材

遮熱

太陽光を遮る(反射する)素材で対象物を覆うことで、輻射熱の発生を抑制し、特に夏の高温時に建物温度の上昇を抑える効果があります。

太陽光は物体に当たると熱エネルギーに変換されます(ふく射熱の発生)。屋上の防水層表面を高反射機能を持つ塗料などで覆うことで、太陽光を反射し、ふく射熱の発生をおさえることができます。

太陽光反射イメージ

高反射塗料グリーン購入法適合

SPシリーズ

高反射機能を持つアスファルト露出防水専用保護塗料です。明るい色調が鮮やかに屋上を彩ります。エマルションタイプですので、施工も安心です。色により反射率が異なります。受注色には対応しておりません。

高反射塗料の有無による防水層表面温度の差をサーモグラフで比較
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