どうせなら、ニッチな分野を
ディープに掘りたい
単一素材じゃないからこそ
一筋縄じゃいかない反応が見られる
入社以来、防水開発部でアスファルト防水材の製品開発を行っている彼は、就職先を探すとき、2つのポイントでターゲットを絞り込んだ。
ひとつは“原料から最終製品まで自社でつくり、手掛けたものが形として残る会社”。もうひとつは“トップクラスのシェアを持ち業界を先導できる会社”だ。
「化学系学生の就職先となると、素材開発だけの企業も多いんです。でも僕は、自分で開発したものがどんな形で世に出るのか、役立っているのかを知りたかったので」
防水材の国内トップ企業であり、製品開発・製造・販売までを一貫して手がける田島は、まさにその狙い通りの会社だったといえるだろう。
業界初の試みをしていることを
もっと知って欲しい
「実際入ってみて思うのは、アスファルトの研究はとても奥深いということですね。
そもそも原料となるアスファルト自体がたくさんの成分の混ざり物ですから、実験条件が違えば複雑で不安定な反応がでる。
その一筋縄じゃいかないところがおもしろい」と止まらない。趣味だという格闘ゲームもそうだが、はまった分野をディープに掘るのが楽しいタイプなのだ。
時代が変われば使用環境も変わる
ニーズに対応するために研究は続く
「防水材は、創業100年を越した田島ルーフィングのお家芸ともいえる製品です。だから成分や性能といった“モノ”としては、もうかなり研究しつくされている。その一方で、防水材を使用する環境や、求められる機能はどんどん変化しています。環境問題、安全性、使い勝手……これまではOKだった製品が、未来には通用しないとか、新たな規制にひっかかる、といった可能性は常にあります。だから、研究をやめるわけにはいかないんです」
そう語りながら、楽しげに混ぜ合わせている缶の中身は、一見、ただの真っ黒の樹脂だ。それが従来のアスファルトとどう違うのかは、本人だけが知っている。
「毎日毎日、トライ&エラーの繰り返し。でもその中から生まれた材料が、すぐ隣の工場で製品化され、日本中の建物と暮らしを守っている。分かりにくくて、ニッチなジャンルでも、防水材は絶対に必要な製品ですから」
防水材は施工が終われば、人の目には触れなくなる製品だ。用途も見た目も、華やかさはないかもしれない。けれど、自らのたゆまぬ成果は、いずれ必ず世の中の役に立つ。
そう確信できることが、彼の探求の日々を充実させている。
田島の人
「屋根で守り、床で支える」田島の人。
それぞれの職場で、どのような想いを持って、
明日を創ろうとしているでしょうか?
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防水営業部 東京支店・営業2課「D・Y」
「逆転の発想」が得意な人
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防水営業部 北関東営業所「K・O」
「思い切りのよさ」が魅力の人
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住建営業部 住宅建材課「Y・O」
繋いで「流れを変える」人
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床材営業部 床材商品企画室「N・U」
みんなを「ラクにしたい」人
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防水開発部 アスファルト防水グループ「M・A」
はまると「とことん」な人
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防水開発部 アスファルト防水グループ「M・S」
課題の本質を「掴みたい」人
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生産本部 生産技術 設計一課「M・Y」
「現場」と「人」が好きな人