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床材の木目柄と石目柄、最新の人気TOP10とその傾向をご紹介

 
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意匠性の高い内装空間を設計デザインするとき、床面においては木目柄や石目柄がよく選択肢にあがると思います。木目柄は自然で温もりのある雰囲気を生み出し、石目柄は品格と落ち着きのある空間作りに貢献します。しかし、一口に木目柄と言っても樹種や木理(木材表面の模様)、加工などによってその表情は実にさまざまですし、石目柄も石種ごとにその印象は大きく変わります。
床材メーカーのTAJIMAでは、高意匠の複層ビニル床タイルとして木目柄の「ウッドライン」シリーズと石目・抽象柄の「マティル」シリーズを提供しており、2022年春にそれぞれの人気柄TOP10をご紹介しました。その後多くの新色も加わっており、今回は2022年6月~2023年6月の期間で集計した最新の人気柄TOP10を紹介します。新色がどのようにランクインしているか、ぜひチェックしてみてください。まずは木目柄の「ウッドライン」から見ていきましょう。

木目柄タイル「ウッドライン」TOP10

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木目柄では前年と同じく、使いやすいオーク柄が多くランクインしています。また、新色のオーク柄やノーチェ柄などが新たにTOP10のなかに入ってきています。
ここ数年はナチュラルなテイストの木目柄が人気の傾向です。特に前回も1位だった「バリアスオーク」は、今回も1位の結果になっています。「バリアスオーク」をはじめ、少し前までは節や割れなど自然のままの木の表情を多く残した木目柄が人気の傾向でした。しかし最近では、あまり目立つ節などは避け、比較的すっきりとした表情の木目柄もよく使われるようになってきています。節目の少ない「ヨーロピアンオーク」や「カームオーク」といった柄の順位が上がってきているところからもその傾向が伺えます。

木目の新柄 Pick up① 「ドライチョーク」

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WBH-644(ドライチョーク)

木目を白い粉(チョーク)で目止めした仕上げをチョークフィニッシュと呼びますが、チョークの白さによって全体の色味が落ち着き、優しい雰囲気になります。チョークドフィニッシュの柄ではもともと「チョークドオーク」が長年人気の柄としてランクインしていますが、「ドライチョーク」は「チョークドオーク」に比べ、節を減らし木目の主張を抑えた柄になります。濃淡の抑揚変化は残しつつ、柄自体はすっきりときれいな表情の柄になります。

木目の新柄 Pick up② 「ノーチェ」

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WBH-646 , WBH-647(ノーチェ)

前回も今回もランキングのほとんどをオークの樹種が占めていますが、オーク自体がもともとカジュアルなキャラクターの木目のため、少しカジュアルさを抑えたいときにはウォールナットのような樹種が重宝されます。ノーチェは別名「ヨーロピアンウォールナット」とも呼ばれ、緻密で繊細な表情をもっています。落ち着いた低彩度の木色は4配色の展開があり、色を組み合わせても使いやすい構成になっています。学校や公共施設など少しカジュアルさを抑えたい空間では、「ハードメープル」柄と同様に良い選択肢になります。

石目柄タイル「マティル」TOP10

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石目・抽象柄では新柄がいくつかランクイン。2022-2025期の「マティル」の象徴的な色柄である「クアトロ」シリーズも2位に入ってきています。

石目・抽象柄では「モルタル」系の柄がスタンダードな選択肢として定着しています。ただ一口にモルタルと言っても仕上げ方の違いや色味によって柄のキャラクターが異なります。最近では、個性的なモルタルの柄は一巡して、再び癖の少ないモルタルの使用が増えているようです。一方でモルタルではカジュアルになりすぎるシーンではライムストーンなどの石目柄が使われています。

石目の新柄 Pick up① 「クアトロ」シリーズ

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MBE-554 , MBE-557 , MBE-560 , MBE-563(クアトロシリーズ) 東京品川病院

「クアトロ」シリーズは4種の砂岩の柄からなり、4つの柄を組み合わせることで豊かな表情の仕上がりとなる色柄です。多様な柄の変化を見せつつも、強く主張しすぎない絶妙な調和感は、時間経過とともに互いに馴染んでいった自然石の風合いをモチーフにしています。また、一つ一つの柄を単体で使うこともでき、オーソドックスにも使いやすい石目柄です。モルタル柄でない石目柄を使いたいときなどに、おすすめの色柄です。

石目の新柄 Pick up② 「クラフトモルタル」

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MBW-542(クラフトモルタル), TSJ-542(TS-7000 typeJ) 株式会社WHITE FOX

左官のような表情を残しつつ、全体的には抑揚を抑えてすっきりとさせたモルタル柄です。「ギャラリーモルタル」や「ツブコンクリート」のような個性の強い柄から「スムースモルタル」のようなまったく癖のない柄まで、多様化しているモルタル柄の選択肢ですが、こちらはその中間くらいのキャラクターをもつモルタル柄です。609.6mm角(Wサイズ)と914.4mm角(Zサイズ)の2サイズ展開となっています。

石目の新柄 Pick up③ 「シンシアスレート」

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MBM-568(シンシアスレート) 上新電機 新日本橋店

2022年から色柄を大幅に拡充した304.8mm×609.6mmサイズ(Mサイズ)。「シンシアスレート」はそのサイズにぴったりで、ベーシックに使いやすいスレート柄です。縦横比1:2の長方形はセラミックタイルなどでもよく使われるサイズです。配色はベージュ系の3色とグレー系の3色で、3明度のミックス貼りでも使いやすい構成になっており、カジュアルさを抑えたいシーンでも使いやすい色柄です。

石目の新柄 Pick up④ 「ソイルコンク」

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MBW-548(ソイルコンク) 宇都宮リハビリテーション病院

「ソイルコンク」は「クラフトモルタル」や1位の「モルタル」に比べ、柄の個性を出したモルタル柄です。名前の通り、土の風合いをモチーフとしており、配色も自然な土の色彩を取り入れています。オーガニックな雰囲気のシーンにも使いやすい柄です。

オーク柄、モルタル柄の人気が続くなか、より整った表情の柄が好まれる傾向に

木目柄、石目・抽象柄とも1位は前回と変わらず、全体的な方向性も大きくは変わっていないと言えます。ただ、木目柄、石目・抽象柄ともにナチュラルなテイストのなかでも、より整った表情の柄の使用が増えているようです。しばらくオークやモルタルの人気が続きそうですが、少しずつトレンドに合わせた変化をしていると見られます。
「ウッドライン」「マティル」シリーズは木目柄や石目・抽象柄の魅力的な表情や質感をリアルに再現した複層ビニル床タイルで、優れた意匠性と豊富な色柄によってご好評いただいています。2022年春には96色の新色も加わっており、これからもトレンドの変化に寄り添いながら、魅力的な新しい色柄を追求し続けたいと思います。

マティル・ウッドライン デジタルカタログ
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