NEWS TOPIC
オフィス空間のおすすめ床材を種類やデザインごとに紹介
ここ数年で人々の働き方は大きく変わり、オフィスという場所のもつ意味合いもまた大きく変わってきています。場所にとらわれることなく柔軟に働けるようになった今、オフィスには改めて新しい役割が求められています。床材メーカーであるTAJIMAは「適材適床」という考えのもと、建物や部位ごとに最適な機能・デザインの床材を提供しています。オフィスにおいては“コミュニケーション”をテーマに掲げ、床面からデザイン性や快適性の高い空間づくりをサポートしています。今回は、オフィス空間におすすめの床材をご紹介します。
オフィスに求められる床空間の特長とは?
リモートワークがある程度普及したことで、オフィスには改めてそこで働く“メリット”や“魅力”が必要となっています。近年のオフィスはフリーアドレスなどで自由度が増し、ディスカッションする場やリフレッシュする場、一人で作業に集中する場など、さまざまな役割の空間が求められるようになっています。そうした流れのなかで床面についてもデザインのクオリティと多様性がより求められています。
●「デザイン性」
・・・企業ブランディングの重要性も高まるなか、目に見える形でその顔ともなるオフィス空間には、高いデザイン性が求められます。
●「快適性」
・・・社員の方々が日々働く場所なので、見た目のおしゃれさだけでなく居心地のよさを感じられることも大切で、業務の生産性向上にもつながります。
●「ゾーニング」
・・・さまざまな役割の空間を、壁や家具などで仕切ることなく効率的にゾーニングするため、色や材質の異なる複数の床材によって貼り分けすることも効果的です。
●「メンテナンス性」
・・・近年ではノーワックスメンテナンス仕様の床材のニーズも増えています。ワックスがけの手間とコストを軽減し、CO2や廃液の排出など環境への負荷を低減できる面でも有益です。
こういったオフィスの床空間には、カーペットタイルや置敷きビニル床タイルがよく使われます。ここからは種類やデザインごとに、オフィスにおすすめの床材をご紹介していきます。
おすすめ1:快適さと意匠性にこだわった
スタンダードカーペットタイル「TS」シリーズ
「TS」シリーズのひとつである「TS-7000」は、水のしずくや木漏れ日など、くらしのなかの身近な素材をモチーフにデザインされた、typeAからJまでの10種のカーペットタイルシリーズです。たとえばtypeJの「シバフ」は、芝生特有の柔らかい雰囲気と色合いを自然な風合いでアレンジした、グリーンカラー3色のラインナップ。バイオフィリックデザインが注目を集めるなか、本物の植物と合わせるなどしてリラックススペースにも人気です。
おすすめ2:上質感のある心地よい床空間を提供する
中高級カーペットタイル「TZ」シリーズ
空間に新たな価値を加え、シーンにマッチする居心地を提供する、全31種の中高級カーペットタイルシリーズです。高意匠かつ豊富な種類のデザインから選ぶことができます。たとえば「タピス トリオス」は、人と人との調和と多様性をテーマに、三角の幾何学柄とサイズグラデーションで表現した柄です。シンプルな空間のなかにも床面に新たなデザイン性を作り出せると好評です。ほかにも、自然とデジタルが融合した、真新しいハイブリットデザインの「タピス プレイフルデジ」など、上質で心地よい床空間を作り上げる色柄が多数揃っています。
おすすめ3:ノーワックスメンテナンス仕様の置敷きビニル床タイル
「レイフラットタイルノーワックス」
表層の特殊なコーティングによって汚れが付きにくく落としやすい性能をもち、ワックスがけ不要で床面の美観を維持できるので、その手間とコストを軽減できます。色柄は木目柄と石目柄から選べて、マットな質感で上質感ある仕上がりに。大判サイズの1,000mm角も4色あり、ゆとりある空間の床作りの際におすすめです。また、抗菌性も備えるので、見た目だけでなく衛生面でもキレイな空間を作り上げます。
おすすめ4:モルタル調の質感をよりリアルに表現した置敷きタイル
「レイフラットタイルモルタライク」
コンポジションタイルと同じ練り込み手法によって、素材の質感そのものでモルタルのリアルな表情を再現したタイルです。モルタル調の床はスタイリッシュな空間作りの際に人気があり、内装デザインとの組み合わせによってさまざまな世界観を作り上げます。もともとのコンポジションタイル「モルタライク」はGOOD DESIGN賞を受賞するなどデザイン性に定評があり、「レイフラットタイルモルタライク」は材料の配合を変えるなどして置敷きタイルとして改めて開発したものです。
おすすめ5:本物のデニム生地を使用した置敷きタイル
「デニムフロア」
国産デニムのトップメーカー「カイハラ」社とのコラボレーションによって開発された、TAJIMA独自の個性的な置敷きタイル。表層に本物のデニム生地を使用しており、時の経過とともに色合いが変化するなどして味わいが増す点も、床材として新しい魅力となっています。こちらもGOOD DESIGN賞を受賞しており、個性的でスタイリッシュな空間作りの際におすすめです。
カーペットタイルと置敷きタイルの組み合わせで広がるフロアプラン
カーペットタイルと置敷きタイルは踏んだときの厚みにあまり違和感が出ない設計なので、見切り材なしで同空間に貼り合わせることが可能です。壁や家具などで区切ることなく、空間の目的に合わせて貼り分け、自由にゾーニングすることができます。デザイン面での切り替えだけでなく、両者の特性を活かして、たとえばメンテナンス性の高い置敷きタイルをカフェスペースに、居住性の高いカーペットタイルを執務スペースに、といった使い分けも考えられます。
コンパネを使わずOAフロア上にビニル床シートを施工したいときに
「OA下貼シート」
OAフロアは、配線や配管を床下に隠すための二重床です。その仕上げ材にはカーペットタイルや置敷きタイルが使われることが多く、コンパネが必要となるビニル床シートは一般的にあまり施工されてきませんでした。しかし、研究施設などでOAフロア上にもビニル床シートに一定のニーズがあることから、その施工を可能にするべく開発されたのが「OA下貼シート」です。OAフロア上にビニル床シートを施工できることに加え、コンパネ不使用で床職人のみで施工できるため工期の短縮が可能。また、スベリ止め剤で施工するため貼り替えが簡単といったメリットもあります。
より高いデザイン性や快適性が求められるオフィス空間に、最適な床材選びを
ディスカッションを有意義に活性化させたり、リフレッシュ時にふとしたひらめきを与えたり、一人で集中できる時間を作り出したり。オフィス空間にはさまざまな役割が期待されます。TAJIMAは“コミュニケーション”を軸に据えながら、豊富なデザインとたしかな機能の床材を提供しています。製品の色柄や質感を確認したいときは、カットサンプルもお取り寄せいただけます。