エマルションのチカラを発揮 ポリマーセメント系塗膜防水「TLコート」

ポリマーセメント系塗膜防⽔

「TLコート」は、ポリマーセメントモルタル系塗膜防水です。
水性エマルションの持つ特長を活かし、様々な部位での使用が可能です。

Point1
安全性

施工時 :TLコートは水性エマルションで、毒性・引火性がなく、密閉場所での作業が安心してできます。
仕上り後:TLコートが水質におよぼす影響はありません。

Point2
接着性

専用プライマーの使用によりコンクリート・モルタル・ALCパネル・鉄板・タイル等の各種下地に対してすぐれた接着性を保持します。

Point3
施工性(作業性)

液体と粉体がセットになっているので、調合が簡単です。また、混練後の可使時間も十分に長く、ハケ・コテによる手塗りや、吹付け施工などの作業性も良好です。

Point4
耐候性

自己架橋性の特殊アクリル樹脂と無機質水硬性粉体を組み合せることにより、屋外に曝露されても十分な耐候性を長時間保ち、建物を保護します。

Point5
耐水、耐温水性

自己架橋性の特殊アクリル樹脂のため、耐水性・耐温水性・耐アルカリ性に優れた性能を発揮します。
一般に市販されているEVA系の弾性モルタル防水材と比較して、耐水・耐温水性が極めて良好です。
したがって、EVA系のものでは、水槽等の防水工法においては、保護層を必要としますが、TLコートの場合は不要です。

Point6
耐疲労性

皮膜が柔軟性に富むため、下地スラブに発生するクラックの動きにも疲労破断しにくく、防水効果を持続させます。

デジタルカタログ

施工対象範囲と仕様

防水材の持つ特性を活かし、適材適所に選択することが建物の耐久性を向上させます。
ポリマーセメント系塗膜防水「TLコート」は、次のような部位でご採用いただけます。

施工対象範囲

施工対象範囲

■TLコート仕様

TLコート仕様

注1)仕上げ材としては、TLトップ・SPカラー等を用いることができます。
 2)TLコート・ハードの配合の代わりに、TLコート・レギュラー配分を用いる場合もあります。

■プライマー

プライマー

※合成高分子ルーフィング(ゴムシート)や塩ビ製品については別途ご相談ください。
※非吸水性下地の場合は、ご相談ください。

納まり図例

外壁タイル仕上げ-サッシ廻り

外壁タイル仕上げ-サッシ廻り

バルコニー

バルコニー

地下外壁及び受水槽

地下外壁及び受水槽

技術資料

TLコートの配合

TLコートの配合

TLコートの可使時間及び歩行可能時間

イラスト

グラフ

※密閉条件下で測定。歩行開始可能時間・硬化時間については、塗布厚1.0mmで測定。
※歩行開始可能時間は、施工部位・塗布厚・気候条件などにより変化します。上表は一つの目安として利用してください。

■TLコートの一般性状

1.TLコートAについて

  • 表

  • 〈注意事項〉

    使用前は、十分に撹拌してください。

    エマルションですから5℃以上で必ず保管してください。

    屋内保管を原則とし、やむを得ず野積みにする場合は必ずシートを掛けてください。

※TLコートBはTLコートAと基本性状はほとんど同じですが、TLコートAに比べて施工時の作業性を改善するため、 一部、添加剤を加えてあります。

2.TLコートCについて

  • 表

  • 〈注意事項〉

    水硬性粉体のため、湿気に十分注意して保管してください。

    屋内保管を原則とし、やむを得ず野積みにする場合は必ずシートを掛けてください。

TLコート塗膜の基本物性

1.TLコート塗膜の基本物性

TLコート塗膜の基本物性

試験方法:JIS A 6021 屋根用塗膜防水材試験に基づく。
養生期間:12日間

2.TLコートの耐水性

表

3.TLコートの接着性

表

※石綿スレート板にTLコートを塗布後、168hrs室内養生し、保護モルタルを打設し、
168hrs養生後、試験を行う。

4.TLコートの耐薬品性

表

試験条件:TLコート・レギュラーの皮膜を室内にて1,384hrs養生し、
     各溶液に720hrs浸せき後、その状態を観察 する。

5.TLコートの耐候性

TLコート・レギュラー(RG)配合の皮膜を室内に168hrs放置し、養生する。

表

試験装置:サンシャインウェザーメーター
試験期間:2,000hrs
引張試験:JISA 6008に準拠

材料紹介

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