TAJIMA FLOOR(田島の床材)

田島ルーフィング株式会社

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[インタビュー] 毎日楽しく心地よくお買い物ができる商業施設「アピタパワー新潟亀田店」

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マティル MBE-554,557,560,563(クアトロシリーズ)

アピタパワー新潟亀田店は、柿の種で有名な亀田製菓本社のすぐ傍らにある郊外型ショッピングセンターです。総合スーパー「アピタ」を核店舗に、家具・インテリアの「ニトリ デコホーム」、ベビー用品の「アカチャンホンポ」をはじめとする約70の専門店が出店しており、周辺住民の生活や地域コミュニティを支えています。

今回、開業22年を迎えて全面改装が実施され、床材にはTAJIMAの製品を多くご採用いただきました。
その空間デザインのコンセプトや床材選定のポイントなどについて、設計をご担当された株式会社スペースのお三方にお聞きしましたので、新しくなった店内の様子といっしょにご紹介していきます。

今回取材にご協力いただいたのは…
株式会社スペース

上野 太凡さん
伊藤 未紗さん
長谷川 滉一郎さん

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左から伊藤さん、上野さん、長谷川さん

人々が毎日訪れ、自然と集まれる広場のような空間づくりを目指して

2000年の開業から20年以上が経ち、周辺に競合施設が増えたこともあり、より集客力のある魅力ある施設にするべくリニューアルプロジェクトが発足しました。
クライアントからは、生活に直結した食品や生活雑貨など直営売場を拡充するため、もっと身近に、もっと気軽に、毎日来館いただける商業施設としての空間デザインを求められました。

そこで私たちは、この施設全体が単なるお店の集合体ではなく、みんなが集まれる広場となるように、“ANY DAY KAMEDA TERRACE ”をコンセプトに環境デザインを組み立てていきました。

さまざまな店が並ぶ施設内を、散策するように楽しみながら歩いてもらえたら

1階は、日々の暮らしを豊かにしてくれる食品スーパーや銘店、生活雑貨が揃うフロアとして“クラシテラス”としました。
公園の広場で開かれたマルシェを環境テーマとして、床全面には石畳を斜めに切り返しながら大きなパターン貼りをしています。売場から売場へとジグザクと散策するように買い物を楽しんでもらえたらと考えています。

床材は、施工前にマテリアルの質感や色目、貼りパターン等を数社で比較検討したうえで、マティルの「シンシアスレート」に決定しました。
実際の仕上がりは、期待通りで、自然なエンボスと色のグラデーションによってリズム感が生まれ、歩いていて楽しい石畳空間が表現できたと思います。

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マティル MBM-567,568,569(シンシアスレート) / ウッドライン WBH-607
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マティル MBM-567,568,569(シンシアスレート) / ウッドライン WBH-607

陽の光が降り注ぐ森の広場をイメージし、自然で心地のいい空間へ

2階は、デイリーからフォーマルまでのファッションやグッズが揃うフロアとして“ファッションテラス”としました。
陽の光が降り注ぐ森の広場を環境テーマとして、床全面に動きのある木目、天井をブラウンで構成し、各売場では明るい色味でコントラストを作りだすことで、太陽の光が降り注ぐ陽だまり空間を表現しています。
1階同様に、床にはアクセントとなるラインデザインをいれて、陽だまりから陽だまりへ、売場内を楽しく巡っていけるような演出をしています。

床材は、森のイメージに合うよう、木目の自然な曲がりやひねりをリアルに表現できるものを条件に選定しました。
ウッドラインの「バリアスオーク」シリーズには微妙な色の違いが揃っているので、その2品番をミックスしてランダムに貼ることで、単調にならず、自然で心地いい空間を作り出すことができたと思います。

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ウッドライン WBH-602,603(バリアスオーク) / ウッドライン WBH-382
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ウッドライン WBH-602,603(バリアスオーク) / ウッドライン WBH-382

多様な壁面デザインと、それをしっかり支えるクリアで自然な石目柄の床空間

食品売場は、“個店が軒を連ねるにぎやかな空間”をテーマに設計しました。
各コーナーごとに異なるデザインを施すことで、「こだわりの商材を提供する専門店」でお買い物をしている感覚を味わえる空間としています。

床には、多様な壁面デザインが混在する空間をしっかりと支える要素として、明るく自然な質感の石目柄を選定しました。
今回初めてマティルの「クアトロ」シリーズを4種ミックス貼りにて採用しましたが、シリーズ特有のグラデーションのように表現された4種類の柄目とクリアなカラーリングで、動きのあるにぎやかな空間を演出できたと思います。

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マティル MBE-554,557,560,563(クアトロシリーズ)
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マティル MBE-554,557,560,563(クアトロシリーズ)

それぞれの空間も、場所の用途に合わせて世界観を演出

階段脇の休憩スペースには、柔らかな緑色が印象的なカーペットタイルTS-7000 typeJ(シバフ)を採用。
また、乳児を連れたお客様が利用するベビー休憩室には、やさしさの感じられる淡い色合いのウッドラインロッソ「スラッシュパーケット」を採用しています。

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TS-7000 TSJ-481(シバフ) / ウッドライン WBH-602,603(バリアスオーク) / ウッドライン WBH-382
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ウッドラインロッソ WCR-756(スラッシュパーケット)
空間づくりについて、ほかにもお聞きしました。

── 普段、空間デザインにおいて心掛けていることやこだわっていることをお聞かせください。また、そのなかで床材を選定する際に重視しているポイントなどをお聞かせください。

「訪れたお客様が笑顔になること」を心がけています。居心地のいい環境でよりよい体験をしていただくことが、空間を作るうえで大切だと考えています。

空間を構成する要素のなかでも床は、訪れた方がいちばんに触れる場所です。印象を支える大切な役割をになっているので、空間テーマを明確に表現するための柄やカラーリングにこだわって選定しています。

また、居心地のいい環境を作り出すために、歩き心地のいい素材感や、日々きれいに保たれるようなメンテナンス性も重要視しています。

── TAJIMAの床材についてどのようなイメージをお持ちですか。また、評価している点や改善してほしい点などございましたら、お聞かせください。

TAJIMAの床材は、絶妙な柄目違いでのバリエーションが豊富で、いつも選定するのが楽しいです(笑)。
また木目や石目などの異なる柄目であっても、TAJIMA床材同士を組み合わせた時には相性が良く、共用環境でのデザイン貼りに適しているという印象です。

要望としては、マティルのWサイズ(609.6mm×609.6mm)をもっと増やしていただければと思います。共用環境のような大きな面積ではある程度のサイズがないと、デザインバランスが取れないことがよくあります。Wサイズなら、採用できるシーンがもっと広がると感じています。

──最後に、今後、空間デザインにおいてやってみたいことや目指したいことをお聞かせください。また、床材についても、使ってみたい色柄やデザイン、機能などありましたら、お聞かせください。

今後やってみたいのは、彩度の高い空間デザインです。
近年の流行であり環境デザインでは定番となっているのはアースカラーやナチュラルカラーな空間ですが、今後は高彩度のカラーを用いたビビットな配色の空間デザインに挑戦してみたいと思っています。

床材においても、赤色の木目柄や黄色のモルタル柄など、定番柄に対してカラーリングが施されたようなデザインができれば、ぜひ使ってみたいです。

アピタパワー新潟亀田店

新潟県新潟市江南区鵜ノ子4丁目466番地
ホームページ >

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- 弊社担当より - 田島ルーフィング 床材営業部 井上 八千代

床材の選定にあたっては、数多くの現物見本を何度も並べ、さまざまな角度から検証を重ねたうえで当社製品をご採用いただきました。

空間に対する細部にわたってのプロフェッショナルなデザインにより、当社床材の魅力を最大限に活かした心地よい空間に仕上げていただいており、担当営業としても、多くの方にそこでお買い物を楽しんでいただきたいと思っています。

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