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モルタル調の床空間はタイルでも作れる!そのメリットと施工事例を紹介
店舗やオフィスの空間設計においてスタイリッシュなイメージでデザインしたいとき、床面にモルタル調を取り入れてみるのはいかがでしょうか。ナチュラルで温かみのある木目や、硬質で重厚感のある石目などが定番ですが、モルタル調では床面がシンプルでスタイリッシュなイメージとなり、インテリアと合わせてさまざまな空間デザインをつくり出すことができます。
また、観葉植物のグリーンとも相性がよく、最近注目のバイオフィリックデザインを取り入れやすい点でもおすすめです。
モルタル床の特長や魅力とは?
セメントに砂と水を混ぜ合わせてつくるモルタルの床は、シックなグレーカラーと硬質感によって無機質でスタイリッシュな印象をつくります。また、コンクリートと違って砂利を含まないため、なめらかで温もりのある仕上がりとなる点も特長で、高いデザイン性と居心地の良さを両立した空間づくりが可能です。
派手さはなく非常にシンプルな見た目なので、そのまま空間全体をシンプルに仕上げることもできますし、観葉植物や木製家具などと合わせて温かみを加えたり、無骨なインテリアと合わせてインダストリアルな世界観でまとめたりなど、さまざまなテイストの空間づくりに活用することができます。
モルタル床について注意すべき点も
ただ、モルタル仕上げの床は乾燥によるひび割れが起こりやすく、割れの度合いがひどい場合は内部が腐食するおそれもあるため、定期的な補修作業が必要となります。
また、床面への施工は表面をなめらかにするのに一定の技術が必要なため、モルタル床の施工に慣れた専門業者に依頼することもポイントとなります。
モルタル調を再現した“塩ビタイル”の活用
モルタル仕上げのように無機質でスタイリッシュな床面で空間をデザインしたい。でも施工性やその後の耐久性、メンテナンス性も考慮したい。そんなときは、色柄としてリアルなモルタル調を再現した“塩ビタイル”を活用する方法があります。塩ビタイルであれば店舗やオフィスの空間づくりにおいても、施工性や耐久性、メンテナンス性を考慮しながらモルタル調のスタイリッシュな床面を取り入れることができます。
モルタル調のタイルを活用した空間づくり
一言で「モルタル調」と言っても、風合いや色はさまざまです。ここからは、空間をスタイリッシュに演出しつつ、機能面もカバーできる塩ビタイルの活用例をご紹介します。
おすすめ1:モルタルの質感をリアルに再現 「モルタライク」
施工例:アパレルショップ
床材:モルタライク
主張を抑えたモルタル調の床面との対比で、大小の木片で組まれた壁面とレジカウンターのインダストリアルな存在感がより際立っています。
「モルタライク」は、マットな質感とモルタルのリアルな表現が特長。2017年にはGOOD DESIGN賞を受賞しています。
おすすめ2:OAフロアに対応した置き敷き施工タイプ
施工例:オフィス
床材:レイフラットタイルモルタライク
むき出しの天井とモルタル調の床によって洗練されたイメージの中に、観葉植物のグリーンが上手く調和して、心地よい雰囲気をつくり出しています。
「レイフラットタイルモルタライク」は、モルタライクの素材の質感はそのままに、オフィスなどのOAフロアにも施工できるように開発した置敷きタイル。より割れにくいように材料の調合を調整し、置き敷き施工を可能にしています。
おすすめ3:豊富な色柄の中から選べる 「マティル」
「マティル」は、木目柄や石目柄を含め、豊富な色柄をラインナップにもつ複層タイルシリーズ。さまざまな色柄をリアルに再現しています。モルタル柄についても、表情の異なる色柄が複数あり、イメージする空間に合わせたコーディネートができます。
マティルシリーズ① 一番人気のモルタル柄
施工例:アパレルショップ
床材:マティル 柄名:モルタル
モルタル調の床面に、壁面も同じグレーで統一。むき出しになった配管が無機質な世界観を演出する中、天井や什器のブラックが空間全体を引き締めています。
濃淡のムラ感のあるモルタル柄。マティルシリーズの中でも特に人気の色柄です。
マティルシリーズ② 取り入れやすいライトなモルタル柄
施工例:カフェ
床材:マティル 柄名:スムースモルタル
プレーンで明るいモルタル柄の床に、白い壁面と明るめの木製家具を合わせ、シンプルながらも居心地のよい空間になっています。
「スムースモルタル」は変化の少ないプレーンさを突き詰めたモルタル柄。モルタルの質感はしっかり表現しつつ、空間をシンプルで明るい雰囲気にまとめてくれます。
マティルシリーズ③ 個性を感じるラスティックなモルタル柄
施工例:オフィス
床材:マティル 柄名:ギャラリーモルタル
やや粗めのモルタル柄の床に、スチール製の家具や黒の椅子を配置し、インダストリアルな印象の空間になっています。
「ギャラリーモルタル」は、タイル1枚ごとに色変化をもたせていることで、よりリアルなモルタル調を表現。質感の妙を楽しみつつも悪目立ちせず、個性を感じる空間を演出してくれます。
マティルシリーズ④ クラフト感のある重厚なモルタル柄
施工例:ホテルのレセプション
床材:マティル 柄名:クラフトモルタル
程よく主張のあるモルタル柄の床に、重厚感のある石目のカウンターとダーク系の壁面で空間をデザイン。高級感と落ち着きのある空間になっています。
左官のクラフト感を残したモルタル柄。適度に表情があって趣きのある床面に仕上がります。
施主・設計デザイナーからも評価の声をいただいています。
実際にモルタル調の床材を採用いただいたシェアオフィスの事例もご紹介しています。
空間づくりのコンセプトや仕上がりについて、インタビューさせていただきました。
それぞれの場所のこだわりや選定のポイントなど、ぜひ参考にしてください。
- [インタビュー]よりリアルな質感のものを追求「the Folks BY IOQ」
採用いただいた床材:レイフラットタイルモルタライク
[インタビュー]「自分らしい働き方」を実現する 新しいワークスペース「WORKING SWITCH ELK(エルク)」
採用いただいた床材:レイフラットタイルモルタライク
イメージする空間デザインや施工場所に合わせた床材選びを
TAJIMAのモルタル調タイルは色柄や質感が豊富で、素材の質感や柄の細かな表情が楽しめます。床面を定番の木目調や石目調とは少し違った雰囲気にデザインしたいときには、モルタル調タイルがおすすめです。
カットサンプルや見本帳を活用いただくと、微妙な質感の違いを実際に見て触って比べることができます。ぜひご活用ください。