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リノリウムってなに?いまさら聞けない、リノリウムの基本の話

サステナブルな製品を選ぶことが社会や環境への貢献であるという意識が根付き、ステイタスにもなりつつある今、天然素材から生まれたリノリウム床材の人気が高まっています。
今回は、この“リノリウム”とはいったいどういうものなのかをあらためて説明してみましょう。

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19世紀のイギリス生まれ。天然素材から作られています

リノリウムは1863年にイギリスで発明されました。
亜麻仁油や石灰石、木粉、ロジン(松脂)などの天然素材から作られるとてもナチュラルな建材で、20世紀半ばに塩ビ製の製品が登場するまでは、床材として幅広く普及していました。
その後、塩ビ製床材の台頭で需要はかなり少なくなっていましたが、近年の環境意識の高まりから、その存在が再度見直されはじめています。

「リノリウム」という言葉はシート状の床材を指すのではなく、特定の床材の一種

「リノリウム」という言葉は、塩ビ製も含めシート状床材の通称としても使われることがあります。
ちょうど「Pタイル」という言葉が、塩ビ製タイルの通称として使われているような状態ですね。
Pタイルは、本来はTAJIMAの塩ビ製コンポジションタイルの製品名ですが、その普及率の高さから一般名称化しました。これと同じような現象といえるでしょう。(Pタイルの詳細はこちら

本来、リノリウムは特定の素材から生まれた床材の名称です。
床材は塩ビ、石、木などさまざまな素材から作られたものがありますが、その一種と理解してもらえればいいと思います。

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なぜいまリノリウムが人気なのでしょう?

前述のように、リノリウムは天然素材から作られています。そして、素材が自然由来なだけでなくカーボンニュートラル(実際はカーボンネガティブ)を達成しています。また、土に埋めると自然へ​​還っていくほどの生分解性もあります。

世界的にSDGsへの取り組みが本格化し、日本政府も2050年までの脱炭素社会の実現という具体的な目標を掲げた現在、リノリウムのこうした特長は、現代社会のニーズに完全にマッチしているといえます。

さらに、リノリウムの原料のひとつである亜麻仁油は、酸化する過程で抗菌性や抗ウイルス性を発揮することが実証されています。
コロナ禍でひとびとの衛生意識が高まるなか、こうした面から注目されていることも想像に難くありません。

カーボンニュートラル、抗菌性などの詳しい情報はこちら
リノリウム床材「マーモリウム」

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洗練された現代のリノリウム

現在のように塩ビ製の床材が普及する前は、リノリウムは床材としてとてもポピュラーな存在でした。
読書家の方なら、昔の小説などで寒々とした病院や素っ気のない事務所の描写でリノリウムが登場するのを目にしたことがあるかもしれません。
そうした方は、リノリウムに対してなんとなく地味で味気ないイメージを持っているのではないでしょうか。

しかし、現在のリノリウムはそんなイメージとはまったく無縁です。色、柄ともじつに多彩。モダンで洗練された色鮮やかな世界を織りなしています。
環境への貢献度や機能をきっかけにリノリウムに興味を持った方も、その色の世界を見れば、きっと現在のリノリウムに魅了されるはずです。

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リノリウムを入手するには

リノリウム製の床材は、かつては日本でも製造されていましたが、現在は100%輸入に頼っています。
世界にはリノリウムを製造しているメーカーは数社ありますが、日本では主にオランダ・フォルボ社の製品が販売パートナーであるTAJIMAを通じて販売されており、そのフォルボ社製リノリウム床材の商品名を「マーモリウム(marmoleum)」といいます。

日本国内に限っていえば、ほぼ「リノリウム床材=マーモリウム」というのが実状です。
リノリウムを床材として採用したいと思ったら、販売店や工事店を通じて、TAJIMAが取り扱うマーモリウムを選択することが、最短かつもっとも色柄の選択肢が多く、施工についても安心できるルートとなります。

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リノリウムの施工について

ここでリノリウムの施工性についても少し触れておきましょう。

リノリウムには、一般的な塩ビ製シートに比べると硬いという特徴があります。
いったん施工されてしまえばユーザーにとってはなんの問題もありませんが、施工時には配慮が必要となります。
たとえば養生期間を長めに確保する、接着剤は専用のものを使用するなど施工に関する独特のノウハウがありますので、もし施工について心配があるようでしたら、床施工のプロに相談することをオススメします。

リノリウムって何? - 床のリフォームならYUKARe:(ゆかり) -

ここまでお読みいただき、リノリウム、そしてマーモリウムのことをもっと知りたいと思った方は、ぜひTAJIMAの床材サイトをご覧ください。
さらにマーモリウムを採用したい、施工について詳しく知りたいと思った方は、ぜひTAJIMAにお問い合わせください。

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