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カーボンニュートラルを達成している希少な床材をフロアプランに生かしてみては?
さまざまな業界で環境や持続可能な世界への意識が高まっています。
しかし、建材からはそうした動きへのアプローチが難しいと感じていないでしょうか?
今回はそんな悩みを持つお施主様や設計士の方の悩みを解決する床材をご紹介します。
天然素材から生まれたリノリウム床材「マーモリウム」はSDGsへの解答となる希少な床材です
「マーモリウム」は、ヨーロッパで製造されているリノリウム床材です。リノリウム床材は、かつては日本国内でも製造されていましたが、現在では100%輸入に頼っています。そして、いま日本国内で手軽に入手できるほぼ唯一のリノリウム床材が、今回紹介する「マーモリウム」です。原料はすべて天然素材で、植物由来の亜麻仁油、ロジン(松脂)、木粉、天然色素、ジュートなどから生まれます。
いま、その「マーモリウム」が希少な床材として注目を集めています。
その主な理由は「カーボンニュートラルを達成している」、そして「抗菌・抗ウイルス性を備えている」という点。この特長について、少し詳しくご紹介してみましょう。
カーボンオフセットすることなく、カーボンニュートラルを達成
まず、マーモリウムがカーボンニュートラルを達成している仕組みをご紹介してみましょう。
マーモリウムが天然素材から生まれた床材であることはすでにご紹介しました。しかし、原料が天然素材であるだけではカーボンニュートラルは実現できません。床材を製造する過程ではさまざまな動力が必要で、そこで二酸化炭素が発生してしまうためです。
そこでポイントになるのが、亜麻仁油の原料となる植物「亜麻」です。亜麻仁油は亜麻の種子から採れますが、亜麻は成長する過程で大量の二酸化炭素を吸収します。この亜麻が吸収する二酸化炭素と、マーモリウムの製造過程で発生する二酸化炭素がプラスマイナスゼロとなることがカーボンニュートラルが達成される主な理由です。
2018年、マーモリウムシート2.5mm厚品は、ライフサイクルアセスメントのGWP(地球温暖化係数)評価で、二酸化炭素排出量が -0.0425kg/m2というマイナス値を達成しています。実際はカーボン“ニュートラル”以上の製造サイクルであることが認証されているのです。
また、バイオマスによるグリーンエネルギーを使用したり、製造過程で生まれる端材を再利用するなどの努力もこの効果に貢献しています。
ちなみに、マーモリウムはすべて天然素材から生まれているので、土に埋めれば生物分解により土へと還ります。本当の意味でナチュラルな床材なのです。
亜麻仁油が酸化する過程で抗菌・抗ウイルス性能を発揮
つぎに抗菌・抗ウイルス性について。コロナ禍が始まって以来、あらゆる場所で抗菌・抗ウイルス性に対するニーズが高まっているのはご存じのとおりです。そして、マーモリウムの原料のひとつである亜麻仁油は、酸化する過程で抗菌・抗ウイルス性を発揮します。薬機法の関連で具体的な実例を出すことはできませんが、この効果はしっかりと実証されています。
建物の内装は、よく言われるように床、壁、天井の6面で構成されます。床だけが抗菌・抗ウイルス性を備えていても、完全な抗菌・抗ウイルス対策になるわけではありませんが、床材として魅力的な性能であることは間違いありません。とくに、保育園や幼稚園などのユーザーが実際に床に触れる機会が多い場所、医療施設など抗菌・抗ウイルスへの対策が必要な施設では有効ですし、実際に多くの現場で採用されています。
マーモリウムの抗菌抗ウイルス性能についての詳細は、技術資料をご確認ください。
マーモリウム デジタルカタログ 技術資料
機能性だけではない。本当の魅力は唯一無二のデザイン
さて、ここまではマーモリウムの機能的な面をご覧いただきました。しかし、マーモリウムの魅力はそれだけではありません。本当に注目してほしいのはその色柄です。マーモリウムには、2.5mmのシート形状の製品だけでも10柄185色という膨大なラインナップが揃っています。高い技術による練り込み製法によってふたつとない柄が生みだされ、マーモリウム独特の豊かな色の世界を作り上げています。
天然素材の床材といえば、まず無垢の木材や石材が思い浮かぶかもしれません。もちろんそれらの床材には、人の手では作り出せないナチュラルな表情や素材感があります。しかし、マーモリウムがもつ意匠性はそれらに引けを取ることはありません。
これまでナチュラルな素材感を大切にしながら床材を選んできた方にこそ、ぜひいちどマーモリウムを手にとって、その質感や表情を確かめていただきたいです。
最後に、マーモリウムは2022年に3年ぶりに大幅な色改訂を実施しました。
カーボンニュートラルを達成している、持続可能な社会に貢献できる床材であること、抗菌・抗ウイルスという時代が求める性能を備えていること、
そして、これまでにない充実した新味のあるラインナップが実現したこと。
いま、間違いなくマーモリウムは旬を迎えています。
マーモリウムについての詳細は以下をご覧ください。