リノリウム床材「マーモリウム」には喫煙所に適した特長やバリエーションがあります

こうしたなか、喫煙所の床材選びに困っている設計・デザイナーの方がいらっしゃるなら、リノリウム床材「マーモリウム」に注目していただきたいです。

マーモリウムは天然素材から生まれたリノリウム床材で、環境への貢献度が近年大きく注目されています。また、医療施設や福祉施設では抗菌性や抗ウイルス性などの性能も評価されて採用されるケースも多いのですが、喫煙所用の床材としては、こうした点以外にもお薦めできる理由があります。

その１・マーモリウム独自の、喫煙所に適した特長があること
その２・狭いスペースでも施工しやすいタイルタイプ「マーモリウムタイル」が用意されていること

まず、その１の理由から説明しましょう。
従来の塩ビ床材による「喫煙所の床」へのアプローチは、床材をタバコの熱によって焦げにくく、変色しにくくすることに重点が置かれていました。一方、マーモリウムタイルは多少焦げはするけれど比較的簡単に修復できる（※）という異なる角度での特長を備えています。
実際にマーモリウムタイルの上でタバコをもみ消してみると、わずかに跡はつきますがスチールウールなどで軽く擦ればきれいに焦げ跡を消すことができます。また一般的なビニル床材のように、消せないほどの黒い焦げ跡が残ったり、溶けて凹んでしまうような変形をすることもありません。

タイル形状の「マーモリウムタイル」は、新築改修問わず施工時に便利

つぎに、その２の「マーモリウムタイル」について説明しましょう。
多くの喫煙所では、あまり広いスペースは確保されていません。施工前に長尺シートを養生するスペースも十分ではありませんし、狭い空間では施工時の取りまわしもよくありません。
マーモリウムタイルはリノリウムならではの性能はそのままに、タイル状にカットされた製品です。喫煙所のような狭めのスペースでマーモリウムの耐シガレット性能を発揮させるには、施工がしやすく養生のためのスペースも必要ないタイル形状の「マーモリウムタイル」を選んでいただいたほうが、メリットが大きくなります。とくに施設を運営しながらの改修などの場合は、さらにこの特長が活きてくるはずです。
また、マーモリウムとマーモリウムタイルは、ワックスメンテナンスをお薦めしていないので、施工後もワックスメンテナンスの手間がかかりません。（※）

色柄やバリエーションについては、500mm×500mmのスクエアサイズが4種23色、250mm×1,000mmのプランクサイズが1種7色という豊富な選択肢からデザインを選ぶことができます。
マーモリウムの多彩な柄を活かしてイメージ作りにこだわりたい場合や、小さなスペースでもタイルのデザイン貼りをしたいといったケースでも、十分に期待に応えることができるのです。

※ワックスメンテナンスをご希望される場合は注意点がありますので、詳細についてはお問い合わせください。

喫煙所用の床材が減少しているいま、火に強い石材よりもコストや作業負担がかからない、そして塩ビ床材とは異なる方向性で喫煙所の床としてもマッチしているマーモリウムタイルは喫煙所用床材の新たなスタンダードとなれるポテンシャルを秘めていると言えるのはないでしょうか。喫煙所の床材選定の際は、ぜひ選択肢に加えてみてください。

なお、マーモリウムタイルにはタイル形状による施工の容易さはありますが、専用接着剤が必要になるなど施工やメンテナンスには独特なノウハウが必要です。ご検討の際はお問い合わせください。

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