TAJIMA FLOOR(田島の床材)

田島ルーフィング株式会社

NEWS  TOPIC

  • TOP
  • NEWS
  • TOPIC
  • オフィスの床に置敷きで貼るタイル[TAJIMAの開発床材②レイフラットタイル]

TOPIC / お知らせ

オフィスの床に置敷きで貼るタイル[TAJIMAの開発床材②レイフラットタイル]

tajima-lay-flat_01

現在、世の中のさまざまな建物の床面において、プラスチック製のタイル「ビニル床タイル」が広く使われています。そのなかでとくにオフィス空間に対しては、配線を床下にくぐらせた二重床がメインとなることから、通常の「ビニル床タイル」ではなく「置敷きビニル床タイル」を使うことが一般的です。

「置敷きビニル床タイル」は強接着でタイルを固定せず、ピールアップ工法によって置き敷き施工しますので、貼ったり剥がしたりできて配線変更の際に便利です。また、厚みが5mmあるので二重床の上でも不陸が現れにくくなっています。もともと二重床用に向けて開発されたカテゴリーですが、いまではモルタルや床暖房の下地に適応するものもあり、既存ビニル床上に貼れるものは工事の騒音・ホコリを極力抑えながら短い工期で施工できる点も魅力です。これらの特長の広がりによって、いまでは病院、学校、店舗など幅広い施設でも使われるようになっています。

TAJIMA 置敷きタイル開発の歴史

tajima-lay-flat_02

いまや世界中で使われている「置敷きビニル床タイル」ですが、もともとはTAJIMAが1988年に世界で初めて開発した床材です。当時は多くの企業でOA化が進み、オフィスのレイアウト変更がしやすいように二重床が増加している時期でした。そのなかで二重床の仕上げ材としてはカーペットタイルしかおもな選択肢がなかったため、「置敷きビニル床タイル」の登場は、意匠の選択肢が増える点、へたりや遊び毛が生じない点、メンテナンスがしやすい点などで高い評価を受けました。その後、敷設・撤去の容易な「置き敷き施工」のニーズは継続的に高まり、さまざまな機能や使いやすさを加えながら進化し続けてきました。

初登場時のレイフラットタイル「レイフラット・セイデンP/S/NS」

tajima-lay-flat_03
レイフラットタイルP/S/NSの見本帳

適度な柔軟さと厚み、重量によって二重床の上でも不陸を目立たせずに置き敷きできる特性を“レイフラット”というネーミングで表現。初代の製品名はOA機器に対する帯電防止性も意識して、「~・セイデン」と付けられています。タイプは斑(ふ)入り柄、チップ柄、スロープ用の3タイプでした。

さらにデザイン性と使いやすさを求めた「レイフラットタイルFA」
UVコーティングで防汚性が向上「レイフラットタイルLF-3000」

tajima-lay-flat_04
左:レイフラットタイルFAの見本帳 右:レイフラットタイルLF-3000施工イメージ

1995年発売の「レイフラットタイルFA」は、さらにデザイン性を求めてラミネートフィルムタイプに。色柄はカーペットタイルとの貼り合わせを意識したカーペット調や、TAJIMAの人気タイルシリーズ「マティル・ウッドライン」の石目柄、木目柄などを取り揃えていました。

また、2003年発売の「レイフラットタイルLF-3000」は表層にUVコーティングを採用。防汚性能の向上によっていちだんとメンテナンス性が高まり、その後色柄ラインナップを入れ替えながらおよそ20年にわたってレイフラットタイルのメインシリーズとなりました。

さまざまな機能で進化するレイフラットタイル

ここからは現在も製造販売中のレイフラットタイルをご紹介していきます。二重床専用として生まれた置敷きビニル床タイルは、ニーズに合わせてさまざまな機能を加えていき、現在でも進化を続けています。

とくに予算が限られているときに「レイフラットタイルLF-2000」
床改修で利用者に配慮したいときに「レイフラットタイルセルフタック」

※受注生産品

tajima-lay-flat_05
左:レイフラットタイルLF-2000施工イメージ(LF-2106) 右:セルフタック品と通常品の裏面比較

「レイフラットタイルLF-2000」は基本性能に絞ることで価格を抑えた汎用タイプで、予算がとくに限られている物件などにも使いやすいシリーズです。

「レイフラットタイルセルフタック」はタイル裏面に横ズレ防止加工を施す受注生産品で、これもTAJIMAが初めて開発した加工方法です。接着剤を使わず両面テープを併用して施工するので、床改修時に臭気の発生を抑えて利用者へ配慮することができます。また、その後の貼り替え時にもタイル裏面や下地にベタつきが残りにくいので、周囲の壁や床を汚すリスクを減らし、撤去時の分別回収がしやすいなどのメリットもあります。
※「レイフラットタイルセルフタック」は受注生産品で、「レイフラットタイルノーワックス」「レイフラットタイルLF-5000」で対応可能です。受注条件などの詳細については製品ページをご確認ください。

とくに帯電防止性を求めるときに「レイフラットタイルLF-5000」
さらに耐薬品性を求めるときに「耐薬レイフラットタイルLF-9000」

※受注生産品


tajima-lay-flat_06
左:レイフラットタイルLF-5000施工イメージ(LF-5701,LF-5702) 右:耐薬レイフラットタイルLF-9000施工イメージ(LF-9216)

とくに静電気障害に対する配慮が求められるサーバー室や電算室、生産施設などには、優れた帯電防止性能をもつ二重床専用の置敷きビニル床タイル「レイフラットタイルLF-5000」が適材です。

さらに、薬品を取り扱う研究施設・ラボラトリーなどの場合は、優れた耐薬品性と帯電防止性を併せ持つ「耐薬レイフラットタイルLF-9000」を選択することもできます。
※「耐薬レイフラットタイルLF-9000」は受注生産品です。受注条件などの詳細については製品ページをご確認ください。

意匠性にこだわりたいときに「レイフラットタイルモルタライク」「デニムフロア」

tajima-lay-flat_07
 レイフラットタイルモルタライク施工イメージ(LM-4571)
tajima-lay-flat_08
 デニムフロア施工イメージ(DML-101)

ここまではおもに機能面でさまざまなバリエーションの置敷きタイルをご紹介してきましたが、意匠面でひと味違った空間を作りたいときにおすすめの置敷きタイルもいくつかあります。

「レイフラットタイルモルタライク」はコンポジションタイルと同じ練り込み手法で作った単層構造の置敷きタイルです。素材そのものの質感でモルタル調をよりリアルに再現しており、意匠性にこだわりの強い設計・デザイナーからも高い評価を受けています。

「デニムフロア」は国産デニムのトップメーカー・カイハラ社とのコラボで開発されたオリジナル床材で、表層の生地に本物のデニムを採用した個性豊かな置敷きタイルです。ファッションのデニムと同様に、使い込むほどに経年変化によって味わいが増す点も大きな魅力のひとつです。

オフィスの床は「ノーワックスメンテナンス」が新しいスタンダードへ

tajima-lay-flat_09
レイフラットタイルノーワックス施工イメージ(LN-1719 , TZ08-642(タピス モノクロームツイード))

最後にご紹介するのは「レイフラットタイルノーワックス」です。2019年の発売以降、着実にオフィス市場へノーワックスメンテナンスを拡げており、現在レイフラットタイルのメインシリーズとなっています。汚れにくく、汚れても落としやすいUVコーティングを表層に施しているので、防汚性と清掃性に優れ、日常的な清掃によって床面の美観を長期間キープ。ワックスがけメンテナンスの手間とコストを軽減することができます。ワックスがけや剥離洗浄時に発生する電気や水を使わない点で、CO₂排出や廃液などの環境負荷も低減します。

2024年春には全品リニューアルとなる製品改訂が実施されました。表面の低光沢感が増してよりマットで上質感のある仕上がりとなり、色柄も人気の木目柄、石目柄、モルタル柄などを揃えてラインナップが増えました。

レイフラットタイルは環境にもさまざまな配慮をした床材

レイフラットタイルは下層部分の大半に再生材を使用しています。また、置き敷き工法なので躯体からの分離や使用済み材回収時の分別が容易で、剥がした材を分解・分離することなくリサイクルに活かすことができます。使用後に回収し床材製造の原料としてリサイクルする仕組みも整えられており、環境配慮型の床材と言えます。

これからもレイフラットタイルは地球環境に配慮した取り組みをいろいろと取り入れながら、時代に合わせて施工性やメンテナンス性、意匠性をブラッシュアップし続けていきます。オフィスの空間作りや置敷きタイルをご検討の際は、ぜひ選択肢のひとつに加えていただきたいと思います。

レイフラットタイルノーワックス デジタルカタログ
tajima-lay-flat_10

レイフラットタイルノーワックス 商品ページ
レイフラットタイルモルタライク 商品ページ
デニムフロア 商品ページ
レイフラットタイルLF-2000 商品ページ
レイフラットタイルLF-5000 商品ページ
耐薬レイフラットタイルLF-9000 商品ページ ※受注生産品

現物サンプルのご請求はこちら

お気軽にお問い合わせください
一覧に戻る