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2021.12.21

[色のコミュニケーションを考える]色弱の方を意識した空間デザインとは

今、空間づくりに求められる「ウェイファインディングデザイン」とは?

最近の医療・福祉施設では、高齢の方や障害をもつ方などが増加し、こうした方々が各室・各ゾーンへわかりやすく、迷わず、スムーズに移動できる環境づくりが強く求められています。 そのようなニーズに応える手法として注目されているのが、ユニバーサルデザインの視点を取り入れた「ウェイファインディングデザイン」です。

ウェイファインディングデザイン(wayfinding design) とは、これまで多く使われてきたサインやガイドタイルのような文字・矢印などの情報だけではなく、色彩・アート・家具・照明・景色などの配置によって、経路や空間をわかりやすく伝える手法です。

  • 受付を壁面のカラーで分類した例
    受付を壁面のカラーで分類した例
  • 通路とラウンジを床の色でゾーニングした例
    通路とラウンジを床の色でゾーニングした例

ところが、前回の記事([色のコミュニケーションを考える]TAJIMAの新たな取り組み「UDカラーネーム」)でも触れたように、色によるゾーニングプランも、組み合わせによっては色弱の方へ意図が伝わりにくいケースもあります。

色弱の方の見え方の事例

色弱の方の見え方の実例

上の画像は、色弱の方の見え方をシミュレーションしたものです。
左から一般的な色覚タイプの方、1型(P型)、2型(D型)、3型(P型)の方の見え方となっています。

床のベースのカラーがグレーであるのに対し、どの色覚タイプであっても、青と黄色のラインの場合には、床の色と区別ができ、異なるゾーンとして認識することができます。
ところが、緑とピンクのラインの事例では、色覚のタイプによっては、床全体のグレーと色の区別がつきにくく、フロアデザインの意図が伝わりづらくなっています。

このように、色の選び方によっては、色づかいに込めた意図がうまく伝わらないというケースも発生してしまうのです。

東京パラリンピックにも採用。色弱の方に配慮したユニバーサルデザイン

今年開催された東京パラリンピックでは、開会式の際に各国名のプラカードが色弱の方でも識別できる配色になっていることが話題になるなど、世の中の色に対するユニバーサルな意識は高まっています。

床のデザインにおいてもゾーニングに応じた素材と色の床材を提案し、視認性、誘目性、記憶性を高める配慮はもちろん、『色弱の方に配慮しながら、一般的な色覚タイプの方にも違和感のない配色を心がける』、『基本色との明度差をつける』、『印象を高めるアクセントとしてのデザイン』など、TAJIMAでは多彩な試みに対応できるように商品をラインアップしています。

また、ご要望があれば、色弱の方でも色の区別がしやすい床材の組み合わせを提案させて頂きますので、お気軽にご相談ください。

みなさまのご意見を伺いながら、UDカラーネームをさらにより良い色のコミュニケーションツールへと発展させていきたいと考えています。 今後もTAJIMAのUDカラーネームの取り組みにご期待ください。

ご興味のある方は全国の支店・営業所までお問い合せください。

UDカラーネーム一覧を公開しています
TAJIMAの床材は、全ての製品にUDカラーネームがついています。
現在、全製品のUDカラーネームの情報を公開しています。ぜひダウンロードしてご活用ください

ダウンロードはこちらから

UDカラーネームをベースとした新たなツールを開発中です

\\ただいま公開中//

\\ただいま準備中//

  • WEBサイト
    製品情報ページでUDカラーネームをご確認いただけるようになります。
  • UDカラーマップ
    UDカラーネームと色の対応をまとめた「色の地図」。色の見え方が異なる人同士でもこのマップで色選び・色の検討ができます。
  • t-Plans UD
    色弱の方と一般の人との色の見え方を橋渡しするためのシミュレーションツールです。
シリーズ[色のコミュニケーションを考える]

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