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話題のリノリウム床材の性能を手軽に手に入れるには
天然素材から生まれ、抗菌・抗ウイルス性を備えることで話題のリノリウム床材「マーモリウム」。
そのマーモリウムに、より手軽に施工できるタイプがあるのでご紹介してみましょう。
マーモリウムタイルの手軽さは一般住宅でも便利
マーモリウムにはシート形状とタイル形状の2タイプが用意されています。今回はタイル形状の「マーモリウムタイル」をご紹介します。
まず、シートとタイルの一般的な特長について説明しましょう。
シート形状の床材はいっぺんに広い面積に施工できるので、病院の廊下やエントランスなど、面積の大きな場所に施工する際はとても便利です。一方、トイレや水まわりなど面積が小さく、施工にあたってまわり込まなければならない什器や配管などがある場合は、カットしなければならなかったり、ロスが大きくなるといった不都合もあります。
かたやタイル形状の床材は、大面積では施工に手間がかかるという反面、シートに比べると床材を養生するスペースを確保しやすく、また狭い場所でも施工性がよく、床材のロスが少ないというコスト面のメリットがあります。さらに、部位によって異なる色を貼り分けることでデザイン性にもこだわることができます。
マーモリウムタイルは、上記のようなタイルであることの特長に加えて、天然素材から生まれた床材を使用するというステイタスや抗菌・抗ウイルス性などの機能性を享受できる床材です。
近ごろでは「天然素材」や「抗菌・抗ウイルス」というポイントから、マーモリウムを一般住宅や小規模なクリニックなどで採用いただくケースが非常に増えています。
クリニックの診察室などでは診察台や配管など床材の細かい取りまわしが必要になりがちです。また、一般住宅ではトイレや水まわり、廊下のみに採用されることも多く、まさにこうしたコンパクトな空間はマーモリウムタイルにはうってつけといえます。
さらにマーモリウムはシート、タイルを問わずアンモニアなどに対する脱臭効果も実証されていますので、この点も一般住宅やクリニックにふさわしい床材といえるでしょう。
マーモリウムタイルは色柄の選択肢が大幅に増えました
さて、マーモリウムとマーモリウムタイルは、2022年3月に色改訂を実施しました。マーモリウムタイルも、シートのマーモリウム同様にデザインコンセプト別の柄が複数用意されていますので、施工場所のコンセプトやお好みに合わせて色柄を選ぶことができます。
とくにマーモリウムタイルは今回の改訂で、これまで12色で展開していた国内在庫色が30色へと増え、より豊富な選択肢から選べるようになりました。柄も1タイプ増の合計5タイプとなっています。
マーモリウムタイルの5タイプの柄を紹介してみましょう。
- Marbled(マーブル) 9色
今回新たに加わった、タイルとしての新柄。マーモリウムの真骨頂ともいえる複雑な色が織りなす大理石調の非常に精緻な風合いが特長です。 - Colour(カラー) 6色
マーモリウムシリーズとしては珍しい、ビビッドな色合いが特長。 - Shade(シェード) 5色
今流行のモルタル調にも通じる、素朴でシンプルかつ落ち着いたトーン。 - Slate(スレート) 3色
濃いめの色調をベースに、微細な色合いや表層にエンボスを加えたカラーもある落ち着いた色合い。 - Lines(ライン) 7色
ストライプ調の模様をタテ方向に走らせつつ、濃淡や複数のカラーを盛り込むこんだオリジナリティあふれるデザイン。
- Lines(ライン)MLT-5225
また、サイズは2タイプあり、500mm×500mmのスクエアタイプがカラー、シェード、スレート、マーブルの4タイプ、250mm × 1,000mmのプランクタイプがラインという構成です。スクエアとプランクでは仕上がりのイメージも異なりますので、ぜひお好みに応じて検討してみてください。
MLT-3146/3232/3405 新柄「マーブル」はマーモリウムらしさが溢れる精緻な柄をスクエアで表現。 MLT-3575ほか 「ライン」は唯一のプランクタイプ。
コンパクトなスペースにピッタリなのがマーモリウムタイル
マーモリウムタイルにさまざまな特長やメリットがあることをご理解いただけたでしょうか。
シート、タイルのどちらがいいというわけではなく、それぞれ一長一短あるなかで、施工場所にふさわしいのはどちらなのかを選択できる幅があると考えてもらえるといいのかもしれません。とくに面積による施工性やロスが原因で採用に二の足を踏んでいた方のハードルは、タイルを選ぶことで少し下がるのではないかと思います。
比較的手軽にマーモリウムのメリットを活用できる床材として、マーモリウムタイルを覚えておいていただけると幸いです。
最後にご注意いただきたい点についてお知らせします。
まずカーボンニュートラルについて。マーモリウムタイルは単体ではカーボンニュートラルは達成していませんが、リノリウムシリーズ全体加重平均で、カーボンニュートラルを達成、認定されています。
また、シート同様にマーモリウムタイルも天然素材から生まれた床材で、亜麻仁油の酸化する過程で生まれる抗菌・抗ウイルス性や脱臭効果を備えています。しかし、寸法安定性を追求するためにシートとは異なる構成要素が含まれています。
マーモリウムタイルも含め、見本帳や製品ページを用意しています。詳細は以下からご確認ください。