検討している建物の躯体の状態を把握し、それに適した補修を施すこと、これが長寿命化改修の躯体補修を成功させるポイントとなってきます。鉄筋腐食有無の観点より、中性化残り、塩化物イオン量の存在量から不動態皮膜の状態把握、併せての外観目視調査により、補修仕様の選定を行います。
■鉄筋探査・かぶり厚調査
①鉄筋位置 ②かぶり厚 を調査いたします。
■中性化深さ測定
ドリル穿孔にあたっては、鉄筋を傷つけないことが肝要です。必ず、鉄筋探査を行い、鉄筋位置(と深さも)を確認した上で、コア採取位置と深さを決定します。
コア採取(小径コア使用)を行い、コア供試体に対し、フェノールフタレイン1%溶液を指示薬として塗布し、着色しない部位の寸法を測定する。
ドリル穿孔し発生したコンクリート紛体をフェノールフタレイン1%溶液を湿らせたろ紙で受け、赤紫色に着色した時点で穿孔を止める。穿孔深さを測定し中性化深さとする(3ヵ所平均値)。
■塩化物イオン量測定
深度別にドリル粉を採取します。試料を持ち帰りラボ解析し塩化物イオン量を測定します。
( 鉄筋探査・かぶり厚調査~中性化深さ~塩化物イオン量簡易測定 )
状態把握に基づく仕様提案に向けて
「簡易躯体調査サービス」を実施しております。
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