POINT外壁防水で⻑寿命化〜鉄筋腐⾷に繋がる水の影響を遮断
北区の学校施設の多くは、人口の急増等を受けて、昭和30年代半ばから昭和40年代半ばに集中的に整備されました。
近年の北区の取り組みとして、小・中学校の適正配置に取り組むとともに、北区立小・中学校改築改修計画(平成26年3月)を策定し、積極的に小・中学校の改築改修事業を推進してきました。
令和元年11月現在、北区が保有する小・中学校のうち、11校が改築を完了し、7校が事業中(飛鳥中学校を含む)ですが、事業未着手の学校が29校あります。
今後、学校施設の整備をより計画的に進めていくため、「長く使いこなす=施設の長寿命化」という考え方を取り入れて、適切な大規模改修を実施することで、耐用年数を延長するとともに、教育環境の向上を図るため本計画を策定することとしました。
■今後の学校施設については、従前の改築ペースを着実に実施しながら、長寿命化を図ることで、
新たに目標使用年数を80年以上と設定し、改築更新時期の平準化を図ることします。
■学校施設を将来にわたって長く使い続けるため、耐久性の向上や物理的な不具合を直すのみでなく、
建物の機能や性能を現在の学校が求められる水準まで引き上げる、長寿命化を目的とした大規模な改修工事を「リノベーション(長寿命化改修)」と位置づけ、これを主体として実施します。
飛鳥中学校敷地は東側約半分が東京都史跡に指定されており、掘削工事等に制約があるため、当該敷地における改築の可否について、平成29年度に調査検討を行いました。改築にあたっては学区域内に新たな用地を確保する必要があるとの結論に至り、用地の確保ができるまで30年程度の既存建物の長寿命化を図った上で、可能な限り教育環境を改築校と同等にすることを目指し、リノベーション(長寿命化改修)を実施することとしました。
(「北区立小・中学校長寿命化計画」「飛鳥中学校リノベーションモデル事業整備プラン」より)
躯体調査の結果、いくぶん中性化の進行があるものの、外壁面はモルタル層を有することから、既存塗膜の上に耐久性の高い外壁防水を施すことで長寿命化を図る手法となりました。
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