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住宅向けの床材をお探しなら! リノリウムを選択肢に加えるべき理由とは? 後編

サステナブルな床材として話題となっているリノリウム。環境にだけでなくユーザーにもやさしいさまざまな性能は、一般住宅でも十分にご活用いただけるはずです。一般住宅向けの床材の選択肢を求めている方は、ぜひ注目してください。
今回は、実際のご利用者の声やリノリウムのバリエーション、ご利用の際の注意点についてお届けします。

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リノリウムとは? 天然素材から生まれる環境にやさしい床材

リノリウムは、亜麻仁油や石灰石、木粉、ロジン(松脂)などの天然素材から作られるとてもナチュラルな床材です。社会の環境意識の高まりから、近年その存在が見直されています。実際、多くのリサイクル材を含む天然素材から生まれ、クライメートポジティブ(※)を達成しているうえ、廃棄時に埋めれば土に還る生物分解性もあります。
日本では、オランダのフォルボ社が製造しTAJIMAが販売する「マーモリウム」という製品がリノリウム床材の主流となっています。長尺シートのほか、狭い場所での施工に便利なタイルも選べます。

 ※クライメートポジティブ:温室効果ガスの排出量よりも吸収量の方が多い状態のこと。ちなみに、カーボンニュートラルは二酸化炭素の排出量と吸収量がプラスマイナスゼロであることを指します。クライメートポジティブは、より地球環境によい状態であることを意味します。

設計士の方にも納得いただけるクオリティ 住宅にご採用いただいた方の声をお届けします

一般住宅においてマーモリウムがどのように利用され、実際にそのうえで暮らしている方がどのような感想を持っていらっしゃるのか。リアルな声をご覧ください。

「傷つきにくく、水にも強い。水まわりの床材として、唯一の解答だと思う」
ポーラスターデザイン一級建築士事務所 長澤徹さん

新築の注文住宅を中心に質の高い作品を手がける一級建築士の長澤さんには、事務所兼ご自宅のワークスペースにマーモリウムをご採用いただきました。

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「マーモリウムを採用した事務所兼自宅を設計するにあたって考えたのが、塩ビなど石油系の素材をほとんど使わずに建てたい、ということでした。産業廃棄物ではなく、“ふつうのゴミ”になる素材で作ろうと思ったんです。その点、天然素材でできたマーモリウムは床材としてもいいですし、使用後には本当に普通のゴミになってくれる。自分の考え方にすごく合っていると思いました。

事務所スペースでの使用ということで、キャスター付きのイスの使用に耐えられることも考慮しました。フローリングだとすぐにボロボロになってしまいますから。実際に使ってみても、まったく傷もつかず、なんの問題もありません。我が家には犬もいますが、爪の跡なども付きませんし、粗相してしまったときも簡単に拭き取れるのは楽でいいですね。

私のお客様には、自然やエコロジーをキーワードとして価値観を共有できるお客様が多いのですが、のちの世代に負担をかけたくないという高い意識を持った方や、材の素材感を大切にしたいというお客様にもオススメできます。

水まわりには塩ビの床材しかないとお考えの方も多いなか、水に強くて、掃除がしやすい、施工時にはシートなのでベタッと貼れるマーモリウムは、天然の床材としては唯一の解答となるのではないでしょうか。本当に世の中にもっと広まって欲しいと思います」

長澤さんへのインタビュー記事は以下からご覧いただけます
https://tajima.jp/flooring/news/pickup_marmoleum_polarstardesign_2020120.html

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ポーラスターデザイン一級建築士事務所
一級建築士 長澤 徹さん

 

東京都立大学建築学科卒業後、ハウスメーカーである積水ハウス株式会社で社内設計として活動。2012年に独立しポーラスターデザイン一級建築士事務所を設立。2015年には建築作品コンテスト「ミーレのある住まい」準グランプリ、2017年にはnichiha siding award 2017 グランプリを受賞。2019年、2020年にグッドデザイン賞を受賞するなど、さまざまな賞を受賞されています。

ポーラスターデザイン一級建築士事務所 https://www.polarstardesign.com/

「木の素材に合うマットな質感がいい。掃除のしやすさも気に入っています」
整理収納コンサルタント 本多さおりさん


整理収納コンサルタントとして、収納相談や書籍の出版などでご活躍の本多さおりさん。職業柄、メディアに公開することも多いご自宅にマーモリウムを採用いただきました。

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「この住まいの床は、リビングに畳を使うこと、次にキッチンにフローリングを使うことを決めていました。水まわりまでフローリングを伸ばすか、ほかの床材にするか考えていたところに、教えていただいたのがマーモリウムでした。 玄関とサニタリースペース、そしてトイレに施工しています。
マーモリウムは天然素材でできていて、使用後は土に還るというところがすごくいいと思いました。 実際に見てみると、いわゆる住宅用のシートとは違って、テカテカとした光沢がなくマットな印象なのが気に入りました。

使っていて気に入っているのは、掃除がしやすいことです。掃除は、普段は掃除機を使って、たまに水拭きをしていますが、畳やフローリングに比べてもラクに掃除ができます。フローリングモップを使ってもなんの問題もありません。

サニタリースペースはホコリがたまりやすいし、水にも濡れがちですが、マーモリウムは拭き取りやすいし、拭いた跡も残りません。畳やフローリングは濡れたあとがシミになることがありますが、そんなこともなく気を遣わなくていいので助かっています。

また、黒を選んだことで汚れが目立たないのもいいですね。たしかに白いホコリは目立つのですが、逆に掃除のタイミングのサインになっていいですね」

本多さんへのインタビュー記事は以下からご覧いただけます
https://tajima.jp/flooring/news/pickup_honda_20210530.html

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整理収納コンサルタント 本多さおりさん

 

生活重視ラク優先の整理収納コンサルタント。夫と長男(7歳)、次男(5歳)の4人暮らし。日々、よりラクで快適な生活の仕組みづくりを模索する自称「収納マニア」。オンラインでの収納相談のかたわら精力的に執筆活動も行い、多数の著書も出版されています。

オフィシャルサイト https://hondasaori.com/

一般住宅におけるリノリウム床材の注意点

このようにマーモリウムは一般住宅用としてとても使い勝手のいい床材ですが、リノリウムであることゆえの注意点がいくつかあります。これらの点についても理解していただいたうえでご検討ください。

●におい
施工直後は特有の甘いにおいがありますが、換気がされている場所では時間とともににおいはなくなります。もちろん人体に影響はありません。

●アルカリ
液体の強アルカリと接触すると変色してしまいます。洗剤を使用して清掃する場合は中性洗剤を使っていただくことをおすすめします。

●「乾燥室フィルム」という黄味色の皮膜
リノリウムは、製造工程中、最終酸化(熟成)をして必要とされる強さと弾力性を得ます。その際、メーカーが「乾燥室フィルム」と呼んでいる黄味色の皮膜が製品表面に現れることがあります。ただし、これは変色ではなく、光に照射されることで皮膜は短時間で消滅し、製品本来の色に戻ります。施工時や長い間ケースにしまわれていたサンプルなどでも起こる減少です。

●施工
ここでリノリウムの施工性について少しお知らせしておきます。
リノリウムには一般的な塩ビ製シートに比べると硬いという特徴があります。いったん施工されてしまえばユーザーにとってはなんの問題もありませんが、施工時には配慮が必要となります。
たとえば養生期間を長めに確保する、接着剤は専用のものを使用するなど施工に関する独特のノウハウがありますので、もし施工について心配があるようでしたら、床施工のプロに相談することをオススメします。
なお、マーモリウムは基本的にワックスの塗布は必要ありません。どうしてもワックス塗布が必要な場合は、田島ルーフィングにお問い合わせください。

床施工のプロ集団「全国三星床工事業協会」のサイトです。
リノリウムって何? - 床のリフォームならYUKARe:(ゆかり) -

輸入元のフォルボ社のサイトです。施工やメンテナンスについて動画で解説しています。
https://www.forbo.com/flooring/ja-jp/marmoleum/cqtjml

多彩な色柄のなかで、一般住宅用として人気の色柄は!? 

じつに多彩な色柄がそろうマーモリウム。一般施主の方々は実際にどのような色柄が気になっているのでしょうか? 昨年まで一般公開されていた弊社ショールーム(※)で、一般住宅向けに現物サンプルの依頼が多かった製品のトップ10をご紹介します。

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住宅向けの床材だけあり、落ち着いたトーンが目立ちます。品番のうえに記載されているカタカナは、デザインによって分類されたシリーズの名称です。
ウォルトンは、マーモリウムのなかでもとくにマットな色合いが特長のソリッドな単色のシリーズ。ココアは、カカオの殻が混ぜ込まれて柄となっているシリーズで、表面に見える粒は本物のカカオの殻です。そして、コンクリートは流行のモルタル柄にも通じる素朴で味わいのある柄となっています。

※現在、旧東京ショールームは完全予約制で、建設/設計関係者・企業施主様を対象としたプロユース向け体感型ラボとして運営しています。一般の方はご利用になれませんのでご了承ください。
ご来場をご希望の際は、弊社担当営業へご連絡いただきご予約をお願いします。
大阪ショールームは、一般の方でもご予約なしで見学いただけます。

ラボ/ショールームの詳細は以下からご確認ください。
プロユース向け体験型ラボ 東京ELab
大阪ショールーム

リビングデザインセンターOZONE カタログライブラリー(東京都新宿区)でも現物サンプルや見本帳をご覧いただけます。
OZONEカタログライブラリー

床面だけではないリノリウム製品。壁面や什器用製品もラインナップしています

リノリウム製品は、床材だけではないのもポイントです。壁面用や什器用のリノリウム製品が用意されています。リノリウムの質感を生かして空間に統一感を持たせることができるのはもちろん、アイデア次第でインテリアを多彩にアレンジすることが可能です。

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壁面用リノリウム「ブルテンボード」。ドアなどにも使えます。
ブルテンボードの詳細はこちらからご覧ください

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什器用リノリウム「ファニチャーリノリウム」。アイデア次第でさまざまにご活用いただけます。
ファニチャーリノリウムの詳細はこちらからご覧ください

さて、前後編にわたって一般住宅向けの床材として、リノリウム床材・マーモリウムの特長をお知らせしてきました。クッションフロアや複合フローリング以外の住宅向け床材を探している方が、マーモリウムを選択肢に加えていただけたら幸いです。
TAJIMAではマーモリウムの詳細をご覧いただくために、見本帳やカタログ、現物サンプル、さまざまなWEB記事をご用意しています。ぜひ以下からご確認ください。

住宅向けの床材をお探しなら! リノリウムを選択肢に加えるべき理由とは? 前編

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