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[Ptiles Life]#2─東京こども専門学校 3号館(東京都文京区)
──時代とともに。ひとのそばに。
1953年の発売以来、さまざまな場所で彩りと心地よさをつくり、人々のくらしを足元から支えてきたPタイル。
長きにわたり愛されているPタイルの活躍をご紹介します。
東京こども専門学校 3号館
東京都文京区
保育施設運営の実績をいかした学校教育で、専門性・実践力を備えた保育士を育成。
ドットにも、ラインにも見えるフロアデザイン。「色の強さにもこだわることで、同じパターンがさまざまな見え方をするんです」
曲線をいかしたデザインは、洗面所スペースの床にまで。鏡のデザインとともに、ぬくもりのある空間を生みだしている。
壁のやわらかな曲線と、床の少しかたい印象の四角の組み合わせで、全体のバランスが生まれている。
学び舍の時は、人を育て伝統をつくりだす。
傷ついても見劣りしないのが、Pタイルの素材感。
保育士を養成する専門学校として、どのような生徒を育成したいのか。そこから導き出された空間コンセプトは「やさしい色づかい」でした。Pタイルの新色を生かしながら、組み合わせを選んでいきました。
教育の場として、学校には伝統が望まれます。そして、伝統をつくるためには時間が必要です。建築とは、風雪に耐え、多くの人に使われるもの。その傷つき、汚れていく様を含め、どのようにデザインするのかを考えたとき、Pタイルの素材感がしっくりとくるのです。
例えば、20年後に入学した学生にも「ここにいたい」と思ってもらえるように。そんなことを想いながらこの学びの空間を設計しました。
建築家 照井 康穂
株式会社照井康穂建築設計事務所 代表取締役
さまざまな場所で足元を支えるPタイル。それぞれの場所でつむぐストーリー。